「鈴木算数・数学教室」

■ 指導方針

  SA&MSは"生徒のやる気を喚起し,勉強の負担軽減を図る指導” をモットーとしています。
 「算数や数学ができるようになるには数多くの問題を解くことだ」と誤解している生徒は案外多いものです。その誤解の原因がそのような勉強法を勧める塾側にあるのは明白です。その結果,真面目な生徒ほど算数や数学の成績で悩み,塾では思いどおりの合格実績を出せずに苦しんでいるのが現状です。生徒にとって算数や数学の勉強の負担は大きいはず。ましてや難関校や難関大学を目指す生徒にとってはなおさらのこと。そのような勉強法では生徒の負担は改善されるどころか算数や数学嫌いを助長することに繋がります。そのことに塾側が気づくべきなのですが,未だそのような塾が世間に数多く存在するから困ったものです。塾や予備校の使命は生徒を志望校や志望大学に合格させることにあるはずです。そのためには塾や予備校側の創意工夫が必要なのです。
  SA&MSでは下記の5つの指導方針を掲げ,モットーである "生徒のやる気を喚起し,勉強の負担軽減を図る指導” を実践しています。

1.感動を与える指導
  算数や数学の勉強をするにも楽しみながら取り組むのと嫌々ながら取り組むのとでは自ずと結果も違ってきます。良い結果をもたらすには生徒の"やる気"が鍵を握っています。そのため,授業では「なるほど!」という感動を生徒に与えられるよう努めています。なぜなら,感動はやる気を起こさせる原動力だからです。

2.発問する指導
  学習を進めるうえで生徒の理解度を確認することは不可欠です。確認の方法は塾ごとに様々でしょうが,授業中に随時確認できたなら教師と生徒の双方にとって大きなメリットとなるはずです。教師にしてみれば生徒の反応に応じて授業を進めることができます。先に進めたり,噛み砕いて再度説明したりとその場ですぐに判断できます。一方,生徒にしてみれば自分が納得するまで説明してもらえるので理解不足となる心配がありません。そのため,家に帰ればすぐに宿題に取り掛かることができて無駄がありません。教師の発問に対して生徒がきちんと答えたときは褒めてあげれば生徒のやる気も喚起されるはずです。

3.視点を変えて問題を捉える指導
  入試問題は大抵一筋縄では解けないように作られています。そのため,SA&MSでは生徒に日頃から視点を変えて問題を捉える癖をつけるよう指導しています。山を制覇するのに登り方が一つでないように,算数や数学でも正解に至る道は一つではありません。別の視点から問題を捉えることで新たな攻略法が生まれ,解答力が飛躍的に高まります。

4.関連性を意識する指導
  これから解こうとする問題が既に解き終えた問題と何か関連がないか意識することは大切です。あの問題はこうして解け,この問題はこうして解け,といった指導では単に知識を増やすだけで生徒の負担は増えるばかりです。関連づけを図ることで学んだ知識が生きたものとなり,応用力が養われます。

5.手作業を惜しまない指導
  これが結構大切です。算数や数学の問題ではその問題の内容が把握できなければ解くことはできません。頭だけで考えようとしても解答の糸口すら掴めない問題も少なくありません。そんなとき,条件を整理したり,具体的に書いてみたりすることで解答の糸口が見えることがあります。また,自力で解けなかった問題の場合,解答を見てそのときは納得しても時間が経てば解き方を忘れてしまうことはよくあります。そんなときでも解答を真似て考えながら書いてみると理解が深まり,解き方が定着するものです。おまけに答案作成力も身につきます。それゆえ,記述を伴う難関中学や難関大学,医学部の受験に手作業はとても有効なのです。