12月15日、第28回藤沢市人権啓発講演会が湘南台文化センターで開催
されました。
お互いの人権を尊重し、違いを認め合い
人を思いやるこころをもって
共に生きる社会を築きましょう
初めに、平成25年度中学生人権作文コンテスト市長賞受賞作品の発表と
朗読が行われました。
続いて、宮崎節夫氏の 金子 みすゞ講演会 「 みんなちがって、みんないい 」
が開かれました。
◎ 人権作文優秀賞 ◎
中学生応募1800作品から選ばれた市長賞受賞作品3作品の朗読が、
それぞれ本人から行われました。
☆知らないことの恐ろしさ
藤沢市立湘南台中学校 3年 岩本 輝明くん
☆祖母の死で思ったこと
藤沢市立大庭中学校 3年 長谷 美怜さん
☆目の不自由な方に私ができること
藤沢市立湘洋中学校 3年 中村 日奈子さん
食品アレルギー体質の岩本くんが、学校生活の中で両親の努力と友人たちの理解
を得て、その体質を克服していったこと。
認知症のおばあさんをお母さん叔母さんが支える姿から、美怜さんも周囲の
協力の重要さを思い実行していったこと。
子犬の時から盲導犬を飼育し、その忠実さを知った日奈子さんは、多くの目の
不自由な人に灯明を与えることができたこと。
などなど、中学生とは思えない着眼点、協調性、 性判断力、実行力 を備えた
入賞者の皆さんは、自信をもって正々堂々と発表していました。
右写真 : 人権啓発講演会のプログラムです。
◎ 金子 みすゞ講演会 ◎
〜 金子みすゞさんのうれしいまなざし 〜
講師 : 矢崎節夫 ( 金子 みすゞ記念館館長 )
20世紀、私たちはもしかすると 「 私とあなた 」 というまなざしで駆け抜けて
きたかもしれません。
自分中心、人間中心のまなざしで、生かされていることの喜び、この世のすべて
と共に生きる喜びは、 「 私とあなた 」 から 「 あなたと私 」 という
まなざしに変わることことが大切です。
みすゞさんの詩をとおして、まなざしを変える喜びに出会ってくださると
うれしいです。 ( 講演者の趣旨から抜粋 )
「 こだまでしょうか 」 、 「 大漁 」 、 「 さびしいとき 」 、 「 土 」 、
「 私と小鳥と鈴と 」 、 「 積もった雪 」 、などの 金子 みすゞの詩 から、
” まなざしを変える喜び ” 、 ” こだまし合うこころ ” 、 ” 違うことの
うれしさ ” 、 ” 見えないものこそ大切なもの ” 、 ” すべてのものと共に
生きること ” などの大切さと みすゞさん の偉大さをお話していただきました。
右写真 : 金子 みすゞ講演会 のパンフレットです。
中学生の人権にかんする作品と力強い朗読の素晴らしさに感動しました !
このような中学生が、これからの日本を背負ってたっていけば きっと明るく充実
した社会を構築することが出来るでしょう !
金子 みすゞさん のうれしいまなざしでこだまする世界を求めてまいりましょう。
ブラボー !