エリザベス朝やヴィクトリア朝時代、繁栄を誇っていた英国は 妖精画の宝庫
でした。
妖精は、自然の精霊を敬う民間信仰から生まれ、その姿を描く絵は
豊かに花開きました。
こんな解説で始まった 「 英国の妖精画 十選 」 が、N紙文化欄で
スタートしました。
私は、17・18年前、 素敵な妖精 に遇った事を思い出しました。
それは 「 北海の妖精 クリオネ 」 で、その姿は、心ひろく
とってもやさしく、歌の大好きな 「 妖精エリアス 」 のようでした。
右写真 : 記憶のなかに甦った 「 クリオネ 」 です。
◎ 憩うラティニア ◎
薄いヴェールをまとい、トンボやカゲロウのような羽で空を舞う
ティターニアは、バラの花のベットで目覚め、星月夜の饗宴に出かけ
ようとしている。
彼女を見守るように咲くのは、ハニーサックル。 「 ハチミツを吸う 」
という意味で、神秘に満ちた官能的な絵にふさわしい花である。
(「英国の妖精画」より抜粋)
ティターニアは、シェイクスピアの戯曲 「 夏の夜の夢 」 に登場する
妖精の女王です。
画家シモンズの生きた16世紀から17世紀の英国は、妖精の黄金期で
政治や経済が安定し、繁栄を謳歌する国民の想像力が さまざまな妖精
を生んだといわれています。
右写真 : ジョン・シモンズの 「 憩うラティニア 」 です。
◎ 小さな妖精たち ◎
ソチ五輪まであと100日、モスクワ市内のフィギアスケート専用リンクに、
黒や紫の練習着に身を包んだ少女が軽やかにステップを踏みながら、
ジャンプやスピンに打ち込んでいます。
「 ロシア・スポーツ・オリンピック予備校 」 の若い世代が育ったソチ
五輪は、ロシア王国復活を目指す舞台となっています。
「次」 へ 羽ばたけ小さな妖精たち !
右写真 : フィギュアスケートの練習に励むモスクワの小学生たちです。
◎ 心の妖精たち ◎
「 英国の妖精ラティニア 」 、 「 北海の妖精クリオネ 」 、
「 水の妖精エリアス 」 、 そして、「 心優しい妖精たち 」 を
心に描きながら これからの人生も楽しく過ごしていきたい !
そうだ 妖精たちに遇える心を創造しよう !
右写真 : 夜の浜辺で歌う、とても素敵な 「 海の妖精ネリス 」 です。