古事記 (1)


3年ほど前、暁鐘塾 塾長 坂田安弘 さんの 「 先人たちの英知の結晶〜古事記を 読み説く〜 」 の講演を拝聴しました。
それは 言霊の物語 でした。
わが国最初の文学である 「 古事記 」 が、できあがってから、今年で 1301年目にあたっていることを、最近知りました。

そこで、 「 古事記 」 に関するページを取り上げました。  乞う ご期待 !


◎ 古事記 ◎

712年に完成された 「 古事記 」 は、現存する最古の書物であり、 上・中・下 の三巻からなっています。
上巻は、天地開闢から天孫降臨までの神々の物語、中巻は初代神武天皇から 第十五代応神天皇までの出来ごと、下巻は第十六代仁徳天皇から第三十三代推古天皇 までの出来ごとで綴られています。
抜群の暗記力の持ち 主稗田阿礼 により語り継がれたことを、 太安万侶 によって 漢字だけで筆録されました。

「 古事記 」 には 神々と天皇家の系譜のほか神話・伝説、それに多くの歌謡が 含まれていて、神々や歴代天皇の恋と野望に満ちたドラマが次から次へと登場します。、
以降、時に任せて 独断と偏見に満ちた 「 古事記抜粋 」 を楽しみたいと思って います。

右写真 : 現存する最古の 「 古事記 」 (国宝) です。


昨今の日本社会は、目に余るモラルの低下で、 安易な殺人事件 や 子どもに限らず大人に至るまでの いじめ問題 など、何かおかしい 時代になっていると思います。
今こそ、民族の成り立ちを学び、そこに 本来の日本民族の 在り方 を見出すことが重要であり、その為に 「 古事記 」 を再考 すべき時であると考えます。


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