海のエジプト展 ( 2 )


横浜開港150周年 記念事業として、海底から蘇えった古代都市アレクサンドリアの至宝 を展示する 「 海のエジプト展 」 が 9月23日まで、 パシフィコ横浜で開催されています。

そこで、今回は「 海のエジプト展 」 の開催までの隠れた苦難の道を調べてみました。
  ( 下記写真は公式HPより抜粋しました )

こんな巡り合いのチャンスは滅多にありません。 近日中に 「 海のエジプト王国 」 を訪問してまいります。
「 古代エジプト 」 について 語り合いましょう !



◎ 発見と引き上げ ◎

フランス人海洋考古学者、フランク・ゴディオさんが 多くの難関を乗り越え、1992年 から 長年に渡り挑戦し発見し、引き上げに成功しました。
石像など重いものが多いので、引き揚げの最中にひもや金具が外れることはないか、 バランスは取れているかなど 注意深く作業を進めまました。

右写真 : 石像の発見 と 引き上げ風景 です。


◎ 修復と研究 ◎

海中で発見された遺物にとって、最も重要なのが修復作業です。
長い間 海底に眠っていた石像やブロンズなどには、貝や微生物の死骸などの堆積物 が付着しています。
5メートルのファラオの石像などは、かなりの損傷を受けた状態で発見されました。  数ヶ月にわたる綿密な調査と修復作業により、私たちの目の前に姿を現したのです。

右写真 : 小型ドリルで切削し、修復ラボでチェックします。


◎ 輸送と展示 ◎

修復された遺物は、巨大なファラオ像から 1cuに満たないビーズまで、 大小さまざまな約490点の至宝 が 慎重に梱包されて展覧会場へと運び込まれ ました。
車やトラック、飛行機で運ぶときには 「 揺れ 」、「 振動 」 がありますので、 木箱の中で作品が動かないように固定することも大切です。
また、地震が多い日本では、倒れたり落ちたりしないように展示台に作品を固定する ことも大切な作業のひとつです。

右写真 : 巨像は木箱に入れ、列車などで慎重に運ばれました。


◎ 横浜会場へ ◎

長い旅路を経て 横浜までやってきた約2000年前の古代都市の遺物が、私たちの 目の前に展示されています。
海底からよみがえった数多くの発掘品のほか、クレオパトラの香りをイメージ した古代の香りも再現され クレオパトラをしのぶ事も出来ます。
また、 最先端のデジタル技術を使った CG映像 で発掘調査を疑似体験する事 も出来ます。  さぁ 皆さんも どうぞお出かけ下さい!

右写真 : 広い会場( 展示前) で 三体の巨像 を俯がん出来ます。


広い世界にあって古代都市は、最古の都市 と言われる 「 マダスカス 」 (シリア) 、 や 「 ポンペイ 」 (イタリア)、「 マチュピチュ 」 (ペルー) 、 「 テーベ 」 (エジプト) などなど 数多くの 古代都市 が現存しています。
私が見た 古代都市 としては 「 アユタヤ 」 (タイ) がありますが、見事な景観 に吸い込まれるような強い感動を経験しました。
日本にも 「 三内丸山遺跡 」 、 「 吉野ヶ里遺跡 」 、 「 平城京遺跡 」 、 「 平安京遺跡 」 などなど、沢山の遺跡がありますので、 古代人の生活を味わいたい と思っています !


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