先日、「 禅語の茶掛 」 と いうことについて知る機会を得ました。
古希を迎えた人間でありながら 「 茶掛 」 という言葉を知りませんでした。
(現物は、拝見したことはありましたが?)
そして 出合った禅語の中に 今の季節に相応しい 「 一雨千山を潤す 」 という言葉
があることを教えられました。 感謝 !
「 一雨千山を潤す 」
毎日鬱陶しい日が続いていますが、もう間もなく梅雨明けでしょう。
( 現在 : 7月23日 )
しかし、 この鬱陶しい雨も 「 恵みの雨 」 とも言われ 全ての命を
はぐくむ源で、私たちは 雨がなければ生きていく事は出来ません。
こんな事を思う時、「 一雨千山を潤す 」 という禅語を知りました。
その意味するところは
「 ひとしきりの雨は すべての山を潤す 」 であり、 ほどよい時に ほどよく
降って、草木や作物をも潤し育ててくれます。
雨の恩恵は こうして 全てに いきわたるのです。 ( 禅語集より )
右写真:
禅語の茶掛 「 一雨千山を潤す 」 ( 大徳寺松涛玄機筆 ) です。
私は思います !
私たち一人ひとりが、一粒の雨となって 社会に貢献して行く事が肝要と
思います。 その言動が 例え小さな小さな事柄であっても、社会全体を
潤し、 必ず住みやすい、安らぎの社会になると確信します。
天地自然の恵みによって生かされている私たちは、地球を大切にして
地球に恩返しをしなければなりません。
今日の朝礼で、ある社員が こんな お話を しました。
「 毎朝、コンビニで買い物をする時、一膳のはし、一本のスプーン、
一枚のビニール袋を 遠慮しています。 ・・・・・・・・ 」
と !
会社で環境委員を務める その社員は、 「 地球温暖化 」 対策の
ための 「 一雨 」 となっていました。